2013年11月27日水曜日

井端、大竹巨人入り

ストーブリーグもかなり行き先が決まったり見えたりしてきましたね。

巨人は補強ポイントのセカンドを守れる井端を獲得。
日本シリーズでは戦犯になったショート坂本の守備にも不安があるので、後半は坂本を下げてセカンド寺内、ショート井端という布陣も敷けるバリエーションも見えますね。

更には西武からFA宣言した片岡の獲得にも乗り出しており、サード村田、ファーストゴメスや阿部といった盤石の内野陣を形成しようとしています。

これは素晴らしい補強ですね。

そして大竹獲得。
先発は何人いても良いとは言いますが、さすがにこれはダブつき補強。
ただ、澤村を後ろに回すならこれも補強ポイントの強化と言えるかもしれません。

ストッパーの西村は昨年は最優秀救援を獲得しましたが、日本シリーズで見せたように、それほどプレッシャーに強くなく、不安が顔に出るタイプねので、怪我から帰ってくる久保も含め抑えタイプとは言い難いと思います。
力はあるので短期間の急造なら務まりますが、長い目で見るとどうか。
中では球が速く奪三振率の高い澤村が向いてるようにも思います。
そんなわけで、澤村を後ろに回すなら驚異の補強となるように思います。

過去、巨人にFA移籍した選手で巨人で引退出来たのは川口和久ただ1人。
FA設立時は、巨人に行けば引退後は安泰と言われたのも今となっては懐かしい話。
果たして、大竹や(移籍するなら)片岡は巨人で引退出来るでしょうか。


そして、巨人を出された小笠原は中日への入団が決定。
FA宣言した時も中日は手を挙げましたが、落合監督を袖にして巨人に移籍した経緯のある小笠原。
当時は千葉に新居を建ててすぐに札幌移転があったので仕方なかった側面はありますが、仇を恩で返してくれた落合GMに報いることが出来るのか、楽しみであります。

2013年11月21日木曜日

秋季キャンプ終了

秋季キャンプは有望な若手の宝庫で、首脳陣からも色めき立つコメントが聞けて楽しいですね。

今キャンプでは、秋季キャンプMVPにも選ばれた緒方選手の評判が抜群でしたね。

ファンときては来季すぐの活躍を期待しますし、即一軍でもという声も聞かれましたが、和田監督のコメントからは数年後1番を打ってれば…との事。

過度の期待は禁物ですかね。
過去には真弓監督時代に毎日、白仁田、黒田という名前が聞かれ、白黒コンビとして売り出したのが記憶に新しいところでしょうか。

緒方選手はライトかセンターということで、福留、大和といったところとの勝負ですね。
どちらも今シーズン怪我で離脱を経験しており、こういう若手が出てくるのは嬉しいですね。

久保に抑え起用を謝罪したように、調整型のGMや監督ですので、福留をすぐに外すことはしないでしょうから、大和との競争という事になります。
大和もまだ小技もまだまだですし、シーズン300刺殺を達成出来るようなスーパー外野手ではないので、割って入れる可能性はありますが、大和にも期待をしたいので、ファン心理としては難しいところですよね。

福留は守備が素晴らしいですが、打撃は今季は不調に終わりました。
FAやメジャー帰りのネームバリューのある選手は調子が悪くても外しにくいので、和田監督のような調整型の監督には扱いが難しいですよね。
20代の西岡はともかく福留はその辺りが今後難しくなると思います。
目先の戦力にはなっても数年先に重荷なるような補強は監督の技量やネームバリューとも相談しながら進めないと難しいような気がします。

大和、坂、隼太、柴田、俊介、田上、中谷、一二三など、若手の中では外野こそ激戦ですので、この中から2人はバリバリのレギュラーに育って欲しいですね。

若手の中では緒方は、打撃の評価も高いですが、守備力はかなり高そうですし、足もあるということで、チャンスは多いと思います。

俊介は浅井の解雇で恐らくマートンのバックアップに考えられてるでしょうし、柴田や田上は守備に難あり。隼太は打撃が勝ったタイプで、一二三や中谷は光るものがあるものの、まだ荒削りな印象を受けますので、福留に離脱があると緒方が起用されるシーンも見られるかと思います。

来季は緒方選手に注目ですね。

2013年11月16日土曜日

鶴岡から怒りの撤退か?

ストーブリーグ、スタンリッジとボイヤーの放出が決定的となりました。

スタンリッジはTwitterでファンに向けてメッセージを配信しています。

阪神ファンの皆さんへ、私が2014年に戻って来ないだろうという残念な知らせを伝えなければならず 
悲しいです。私にとって阪神での時間は特別で、ファンは常に私を支えてくれました 
4年間、私を鼓舞してくれてありがとうございました。 
今、私は、神様が私に与えてくれるであろう新天地に目を向けています。ありがとう!!

翻訳するとこういうことみたいです。

防御率3位、160イニングを消化してくれる優秀な投手を切ってまで変わりに獲得に動いている呉スンファン、中田賢一、鶴岡は全て劣勢の様子。

そらまあそうですね。
昨年から場当たり的なビジョンのない補強を繰り返していて、とても誠意のある球団には見えないでしょう。

スタンリッジにはかねてから噂されている巨人が手をあげる模様。
これで来年、コテンパンに痛い目に合わされるフラグが立ちましたね。

しかし、GMの手腕が問われるストーブリーグでまたもこれほどまでの負け組になるとなると、さすがに来季限りでしょうか。

GM導入は大賛成なのですが、何を持ってして中村GMだったのでしょうか。
せめて、獲得する意図や将来ビジョンをファンに向けて語れる方にやっていただきたいですね。

2013年11月14日木曜日

スタンリッジ・久保が流出か?

スタンリッジとFAの久保が流出しそうな報道ですね。

スタンリッジは巨人が、久保は横浜が、と両者同一リーグのチームが狙いそうな気配。

今の時点で来年の先発ローテに名前をあげられるのは、藤浪、メッセンジャー、能見だけ。

この2人が流出となると、明らかに枚数が足りなくなりますね。
手を上げている中田賢一もソフトバンク優勢が伝えられ、ストッパー候補として狙う呉もお得意の怒りの撤退間近気配。
吉見は獲得しましたが、さすがに中継ぎワンポイント要因。

いやー、まずいですね。先発が足りない。

若手ですぐに名前が上がるのは秋山、岩本、歳内といった所ですが、残念ながらまだ年間通じてローテをいきなり期待するのは難しい。

中堅では鶴といったところでしょうか。

いずれにしても投手陣整備は急務ですね。

2013年11月11日月曜日

吉見獲得か?

阪神タイガースに吉見獲得報道が。
個人的にショートイニングというのは若い頃からやらすのではなく、若い頃は先発でチャレンジして、先発ではしんどくなったベテラン投手が、ショートイニングならまだまだ、といった流れで担うポジションである方がベスト、という古い考えを持っているので、これはいい補強だと思います。

吉野という話もあったようですが、使い勝手を考えれば吉見が上かなと。

福原、安藤、加藤、それぞれが元は先発で二桁勝ってた投手なので、潜在能力的にも、今の力なら吉野より吉見かなと、思います。

投手補強は中田へのアタックも含め、賛成です。
FAだと、どうしても重用しなくてはいけなくなるのがマイナスですが、岩田も榎田も計算できない現況では仕方ないのかも、と。
ただ、FAで投手行くならドラフト一位に即戦力をやたらこだわったのはどうかと思います。
ドラフトで長期を見据えた補強をしたからFAで即戦力を補うならわかりますが。

あまりにも目先の勝利だけにこだわりすぎではないのかと思ってしまいます。

そして、鶴岡にアタックはいただけません。
藤井と日高を獲ってなければ賛成ですが、日高なんかまだ1シーズンですよ。
じゃあ、なんで日高を獲ったの?と。
来年は下手したらベンチに鶴岡、藤井、日高が座るとか…

なにこれ?って感じです。

藤井と日高とどう差があるの?と。

例えば微妙な選手を3人揃えても10にはならないんですよね。

鶴岡をどうしても獲るというのなら、昨年のFAで日高を獲得して、結果的に補強に失敗した責任を、日高獲得の陣頭指揮を取った人が辞任すべきだと思いますが、いかがでしょう。

2013年11月9日土曜日

マートン残留。

本日のニュースで注目なのはマット・マートン残留決定。

今季、タイガースの三冠王ですからね。
守備は目も当てられないレベルですが3割19発85打点は立派。

今季は主に四番を担い、一時鳥谷と逆になりましたが、マートン85打点と、鳥谷74得点を見てもこの2人は鳥谷、マートンの並びが最適ですね。

マートン四番というのは、新井兄の勝負弱さに苦しんだ阪神ファンの悲願でしたからね。
四番タイプではないとかいう理由でなかなか四番起用されることはありませんでしたが、同じく中距離ヒッターでゲッツーが多く三振も多い新井兄を四番にこだわり続けたのもよくわからない話で、打撃の荒いタイプが四番向きという事では決してないですからね。

これで来季は新外国人のゴメスとの兼ね合いもありますが、1番西岡、3番鳥谷、4番マートン、5番ゴメスまでは固定出来そうで楽しみですね。

ゴメスは未知数ですが、久しぶりに、というかようやく右の長距離ヒッターを獲得したので、少し悪くても我慢して欲しいです。

しきりにサードを守れることも書かれてますが、絶対ファーストで使って欲しいと思います。
サードをほんまに守れるなら3Aで3割29発ならメジャー昇格しますからね。

これにより新井兄が弾き出されますが、これは仕方ないことですね。
ファーストで.267 15発は物足りない。
サードの守備はちょっと怖いですし、代打の神様枠兼ゴメスのバックアップというのが期待される位置ですね。

なぜかデイリーには
「普通にやれば競争はない。全試合でる」
とか書いてましたが、とんでもない。普通で全試合出られては困りますね。
3割20発、もしくは.260ぐらいなら30発は打ってもらわないと。

むしろ、競争は大歓迎!勝ち抜く!と言ってもらわないと。
今までなぜか新井兄は阪神に来て競争相手を作られず、挙句、バルディリスという三拍子どれを取っても上のポテンシャルを秘めてた選手を、新井がいるからという理由で放出するなど、甘やかしすぎたのではないかと思います。

阪神は、一度、代打の代打を出されたことに不平を言った桧山に二度と代打の代打を出せなくなってしまったり、なぜかベテランの発言が異常なぐらい尊重されたりするのが不安です。

そんな事を言う余裕があるなら口で言うだけではなく、まずはゴメスや森田一成、新井あたりと競争してポジションを勝ち取って欲しい。

今年のような不甲斐ないシーズンは複数年契約の弊害でもあります。
しっかり、来年は今年の分を取り返すぐらい頑張ってほしいですね。
ゴメスのポジションを脅かす存在として奮起を期待します。

2013年11月8日金曜日

【思い出の選手列伝】山野和明(西武)

昭和60年、阪神タイガースとの日本シリーズに敗れた西武ライオンズはドラフト1位で6球団の競合の末、清原和博を獲得する。

その清原和博の次、ドラフト2位で獲得したのが山野和明外野手だった。

以前紹介した山尾伸一さんが100m11.2の快速なら、こちら山野和明選手は100mを10秒台とされていた。

実際にムチャクチャ足が速くて、プチブレイクした89年は、バントヒットに内野安打にで、10安打(29打数)を放ち.345の打率を残した。

肩も、プロ野球ファンの間でも伝説の羽生田忠克に並び称されるほど良く、小学生ながらにずっと、なぜ山野は使われないのだろうと思っていました。
当然、エクスパンションドラフト遊びでも山尾伸一さんと一緒に獲得し、1,2番を組んでいました。

子供心には10秒台というのが鮮烈で、なぜ使われないのか疑問でしたが、90年代の西武はライト平野謙、センター秋山幸二が不動の存在で、ライトのバックアップには羽生田忠克がおり、レフトに安部理、森博之、笘篠誠治、吉竹春樹、バークレオなどなどそうそうたるメンバーがレフト1枠を争っていたので、足が速くて肩がいいぐらいは当たり前のとんでも球団で、なかなか頭角を表すのは難しかったのかもしれませんね。

後にトレードで中日に移り引退。

引退後は99年に社会人チーム互大設備ダイヤモンドクラブの監督兼外野手になるということで、NPBからプロ退団者登録されています。

2013年11月7日木曜日

鳥谷残留、メッセンジャーも残留に前進

今年の阪神タイガースの投打の要と言えば、打の鳥谷敬、投のメッセンジャーと言って問題ないのではないでしょうか。

鳥谷選手は野手キャプテンを担い、ショートを守りながらフルイニング出場を果たし、堅実な守備は相変わらず、打っては3割は逃し.282となりましたが、出塁率4割をキープ。得点74もチームトップと、阪神ではあまり評価されにくい数字ですが、メジャーでは非常に高く評価される数字を残しました。
ホームランも甲子園を本拠地に左打者で10本塁打は非常に価値がありますね。

常々、メジャー志向は伝えられますが、今年も恐らく単年契約での残留となりそうです。
今の阪神は鳥谷が出てしまうと、主力に生え抜きがいなくなってしまう、非常に残念な構成です。
複数年契約で安心させて欲しいですが、複数年契約した選手がなかなか全契約年働いてくれた試しがないだけに、チーム運営としてはありがたいのかもしれませんね。

ランディ・メッセンジャーは今季は12勝8敗 防御率2.89と非常に安定した成績を残し、183個の奪三振を奪い奪三振王に輝きました。
しかし、何より評価されるのは196回の最多投球回を消化したところ。

メッセンジャーは入団直後はセットアッパーとして獲得されたものの非常に不安定な投球が続き、スタンリッジの獲得と共にファーム落ちをしましたが、その後先発に転向して、最初は先発でも結果が出ませんでしたが、その当時から悪いなりに投球回数をこなすイニングイーターぶりには一部ファンからも評価されていました。

来年も間違いなく投球イニングを計算出来る投手だけに、単に12勝以上の価値があります。

フルイニングで守ってくれる堅守のショートと、安定した投球でイニングイートしてくれる先発が残留してくれることは、どんな選手の獲得よりも価値のあることではないでしょうか。

契約ごとですので、絶対はありませんが、2人とも残留してくれたらこんなに嬉しい事はないですね。

2013年11月6日水曜日

ストーブリーグ一旦まとめよう

日本シリーズもドラフトも終わり、ストーブリーグが盛り上がってきましたね。

まずは他球団移籍しそうな選手。

井端→中日を自由契約。他球団移籍なら大減俸も受け入れる。

川上→中日を自由契約。

涌井→FA宣言。ロッテ入り濃厚。

川崎→メジャーから国内復帰も?

鶴岡→日本ハムからFA。

中田賢→中日からFAか?

久保康→阪神からFAか?

大竹→広島からFA。巨人、楽天、DeNA辺りが参戦。阪神は諸事情を考慮し撤退。

阪神目線からは中田賢と鶴岡の名前が挙がっていますね。大竹は恐らく人的補償との兼ね合いで撤退したんじゃないかと思います。

以前、新井を獲って、ブラウンに左投手左投手と揺さぶられ左投手を片っ端からプロテクトして、赤松を獲られるという、後の成績やセンター不足に困ったことを思えば、見事な等価交換を果たされた苦い記憶がありますしね。

中田賢はFA宣言するのかどうかからですよね?
個人的にはノーコン投手は不安定で好きではないですが、必要以上の重用をしないのであれば、球が速くて魅力的な選手ですね。
巨人に強い印象があるのもいい。

久保の流出を考えれば獲得はありかもと思います。

鶴岡は要りませんね。
谷繁級の超大物ならまだしも、捕手は重宝がられてFAでよく動きますが、微妙な立ち位置の選手があまり活躍した試しはない。
捕手の枚数はいるのだから使わないと。
鶴岡を獲ったところで、現状の打破は難しいと思いますし、世代交代が遅れるだけですね。
楽天の嶋のように使われて鍛えられて行くポジションですから、もうベテランばかりとるのはやめよう。
同じような補強を繰り返した結果、下手したら来季のベンチに、鶴岡、藤井、日高が座ってるというなんとも情けない光景が広がりますよ。

久保康の流出は必至でしょうね。
毎年、契約更改が最後ですし、ロッテからもそれで出されたという噂ですし。
球団側も出すでしょう。

その他、川崎にも興味を示してるみたいですが、西岡獲ったばかりですしね。
これは見送りだと思います。

その他、涌井はロッテ。大竹は巨人。井端は横浜。川上は楽天。久保は横浜と予想。

2013年11月5日火曜日

楽天が日本一

東北楽天ゴールデンイーグルスが読売ジャイアンツとの日本シリーズを4勝3敗で制し、見事に日本一になりましたね。

最終戦は坂本選手のエラーが全てを決めてしまいました。
結局、決勝点。

杉内は早々にKOされてしまいましたが、あれをアウトに出来ていれば…

そして、中盤に光ったのは美馬投手のナイスピッチングと、楽天創世記からの生え抜き牧田のホームラン。
美馬投手はそのままシリーズMVPをかっさらいました。
楽天のローテ三番目として目立たないながらも貴重な活躍をしましたが、ポストシーズンでは無失点と、抜群の安定感でした。

牧田選手は、早くからファームの4番を任されたり、抜群の守備力も評価されて、創世記からの生え抜きとしては貴重な選手になりました。

個人的には、プロ野球界を救ってくれた球団として、二年前まで楽天を応援してたのですが、五輪以降、どうしても五輪後の言動に納得が行かずアンチ星野になっていたので、応援するのをやめちゃってました。

継続して応援してたら嬉しかっただろうなぁ、と悔しい気持ちですね。

そして、終盤にはやはり則本の激投、田中将大登場に尽きますね。

先発が3枚しかいない状況を救ったのは、則本の大車輪の活躍に尽きると思います。
大したルーキーです。

田中まーくんは、常識的には考えにくいですが、まあ、星野さんらしいというか、星野イズムというか。

本人の志願とは言え、そういう余地を与えなければそうはならないわけで、まあ、少なくとも監督の意向も、則本、田中で締める。だったんじゃないかと思います。

160球投げた翌日ですからね。
ピンチは招きましたが、あまり走らないストレートを途中で捨て、得意球スプリットで勝負した嶋の好リードもあり無失点に抑えました。
大した選手ですね。

ということで、東北楽天ゴールデンイーグルスの皆様、楽天ファンの皆様、東北の皆様、優勝おめでとうございます!